防災グッズとして備えておく物をご紹介します。実際の利用シーンを知って、必要なものを求められるレベルで準備すると良いです☆
- 防災グッズの備え方 (0次・1次・2次の備え)
- 0次・1次・2次のリスト(一覧)
- 0次・1次・2次の防災グッズ(詳細)
という流れでご紹介します。
防災グッズについての基礎知識
防災グッズについて調べると、たくさん必要なものがリストアップされています。個人的には、「結局、生活に必要なもの全てなんじゃないか?」と思った次第…。
全てを準備できれば理想的ですが、備蓄できるスペースや、持ち出しできる量を考えて、ご家庭で何を準備するべきか取捨選択する必要があります。
目的を知り、考え方を整理することで、何を備えるべきか検討しやすくなります。
優先順位を理解して必要なものを準備する
いざという時に持ち出せる量には限界があります。そして、数日分の備えを全て持ち出すことも無理です。そんなこんなで頭を悩まして逃げ遅れてしまっては元も子もありません。そのために事前に整理して準備する必要があります。
一般的に、防災グッズに対する考え方は、利用シーンによって3つに分類されます。
名称 | 説明 | 備え方 |
---|---|---|
0次の備え | 常に携帯しておく防災グッズ | 常に身につける |
1次の備え | 安全な場所に避難するための持ち出し品 人命確保を優先 1日~2日分 |
非常用持ち出し袋 |
2次の備え | 救援物資が届くまでに、避難生活に必要な備蓄品 1週間分 |
自宅に備蓄 |
0次の備えは、常に携帯しておきたい物です。とはいえ、あれもこれも持ち歩けないので、自分に必要なものを厳選する必要があります。
1次の備えは、被災直後に持ち出す物。安全に避難するためのものや、避難所で1日~2日生活するためのものです。
2次の備えは、救援物資が届くまでの期間を生活するためのもの。1週間分の備蓄が必要だと言われています。
備える順番について
防災の備えについて調べていると、必要とされる品目も多く、どこから着手すれば良いか迷ってしまいます。
我が家では、シンプルに考えるようにするために、以下の順番で揃えることにしました。
- まずは「1次の備え」を揃える
- 「2次の備え」は、日常生活の中でストックを持つようにする
- 「0次の備え」は、1次の備えの物から、持ち歩くべきと思ったものを携帯する
上記のように考えると、少しシンプルになった気がします。無理なく着手できそうです♪
必要な防災グッズは家庭ごとに違う
大規模な震災に備えるものは、ご家庭によって違ってきます。一般的なリストを見て物を備えるだけでは、いざ使う時に不足する事が考えられます。
家庭によって備えるものが違う要因
- 家が木造か鉄筋コンクリートか
- 低層住宅か中高層住宅か
- 田舎か郊外か
- 海沿い、川沿い、山間
- 家族構成 (赤ちゃん、子供、年配者、障害の有無)
- ペットの有無
- 身寄りの有無と距離
これらの条件によって備えるべきものが違ってきます。例えばこんな感じ。
- 支援物資が到着するまでの日数 → 僻地だと遅れる可能性
- 食料や水の確保 → 田舎だと畑や井戸でまかなえる
- 二次災害(津波、火災、土砂崩れ)への備え
また、社会的責務 (職業、地域での役割、ボランティア活動)によって、どこで避難生活をするのかが違ってきます。通勤・通学先までの距離によって、どこに何を備えるのかも違ってきます。
防災リュックをうまく活用しよう
これから、防災グッズとしては必要なものをご紹介しますが、沢山の物をリストアップしているため、読み進めていくと疲れてしまいます。
防災グッズとして必要な物は、ある程度「防災リュック」に含まれています。そのため、防災リュックを選び、不足しているものを追加していくと効率的です。
1. 防災リュックを選ぶ
2. 不足しているものを追加する
ベースとなる防災グッズをお持ちでない方は、防災リュックの購入を検討すると良いと思います。
参考 防災リックのおすすめランキングは別記事にまとめています。
防災グッズとして必要なものリスト
防災グッズとして必要なものをリストアップしていきます。それぞれの解説は後ろですることとして、まずはどのような物が必要か把握しておきましょうみます。
防災グッズをリストアップする時に参考にした情報源
防災グッズをリストアップする時に参考にした情報源はこちら。
参考 上記リストにあっても、普段の生活で1週間分の備えがあると思われるものはリストアップしていません。例えば、衣類・下着、調味料、食器、鍋、タオル、布団、歯ブラシ などは普段の生活で使っているものを流用すれば良いと考えました。
それでは、ざっとリストをご覧ください。
0次の備え
いつ起こるか分からない災害に備えるために、常に持ち歩くと良いものです。
- 笛・ホイッスル
- 飲料水
1次の備え
安全を優先して一時避難する特に必要になるもの。
- 防災リュック
- ヘルメット・防災頭巾
- 笛・ホイッスル
- サバイバルシート(アルミ)
- カイロ
- 革手袋・軍手
- 雨具
- ロープ(10m)
- 携帯ラジオ
- ライト
- 電池
- 飲料水
- 非常食
- 簡易トイレ・トイレットペーパー
- 生理用品
- 医薬品
- タオル
- 安全ピン
- マスク
- 持病薬・常備薬
- 下着
- ウェットティッシュ
- 防災マップ・マニュアル
- コンパス
- 万能ナイフ
- ポリ袋(10枚ほど)・ゴミ袋
- レジャーシート
- ライター
- 布ガムテープ
- 身分証明書のコピー
- 銀行通帳(口座番号)のコピー
- 緊急連絡先一覧
- 筆記用具
- 現金
- テレホンカード
- 耳栓
- 安眠マスク
- 携帯枕
- ロープ
- シャベル
- バール
- ノコギリ
- ハンマー等の工具
2次の備え
行政による救援物資などが届くまでの期間(目安 7日間)の間、自給自足するために備蓄するもの
- 飲料水
- 非常食
- ドライシャンプー
- 簡易トイレ
- ラップ
- アルミホイル
- 電池・バッテリー
- 段ボール
- 新聞紙
- ローソク
- 給水袋・ポリタンク
- テイッシュ
- トイレットペーパー
- キッチンペーパー
- 生理用品
- 蚊取り線香
- 毛布
- カセットコンロ・ガスボンベ
- 石油ストーブ
- スリッパ
- 台車・キャリア
- 運動靴
- 現金
- 預貯金通帳
- 印鑑
- 権利書
- 各種カード
- 保険証、介護手帳
- 身分証明書
- 生命保険契約番号
- クレジットカード
- 母子健康手帳
防災グッズとして備えておくべきものをリストアップしてみました。
ここからは、それぞれについて、必要性や使用用途などを交えながら解説していきます。
0次の備え ~いつ起こるか分からない災害に備える~
0次の備えは、常に身につけて持ち歩くのが理想的な防災グッズです。
いつどこで被災するかわからないので、身につけていることで震災直後に命をつなぐために重要な役割を果たしてくれます。
常に携帯するのは現実的ではありませんが、意識して持ち歩くようにすると良いです。
外出先で震災直後にあると便利なもの
お勤めの方などは、震災時に外出している可能性があります。どこで被災しても困らないように準備をしておくべきグッズです。
笛・ホイッスル
災害直後に救助を求めるために笛が役立ちます。
被災した時にケガをして動けなくなったり、倒壊した建物に閉じ込められる可能性があります。そんな時には笛が役立ちます。
近所の方に発見してもらったり、救援部隊に自身の存在を認識してもらうために、体力を消耗せずに音で助けを求めることができます。
家の鍵のキーホルダーとして持ち歩くと便利です。IDカードに連絡先を書いて子供に持たせれば、迷子になった時にも役立ちます。
飲料水
飲み水は、人間の命をつなぐために重要なものです。人間は水を飲まないと数日で死んでしまうと言われてます。
出かける時に、飲み物を切らさないようにしておくことで、立派な備えになります。
0次の備えとして便利なのが500mlの保存水。携帯性に優れているので、日々の生活で、長く滞在している自宅や会社に備えておくと便利です。
1次の備え ~安全を優先して一時避難する~
1次の備えは、被災直後に安全に避難するためのものや、避難所で1日~2日生活するためのものを選ぶ必要があります。
また、パニック状態になっても迷わずに持ち出せるように、非常持出し袋や防災リュックにまとめておくべき物です。
※その時期に外出できる衣服は身につけていること、スマホは持ち歩いていることが前提としました。
安全のために、必ず準備しておきたい物
これから挙げる物は命にかかわるため、必ず準備しておきたい防災グッズです。
防災リュック
1次の備えを入れておくための入れ物です。両手を空けるためにリュックが良いです。濡れて中身が使えなくならないように防水・撥水加工がされているものが理想的。
防災グッズをこれから備えるという方は、セット品の防災リュックが便利です。
一つ一つ買い揃える手間とコストを考えるとセット品がお得です。セット品の防災リュックを選んで、足りていないものを買い足すのが賢い備え方だと思います。
ヘルメット・防災頭巾
震災時には余震が続くことが考えられます。そのため、避難時に頭上からの落下物が命取りになる可能性があります。命の安全のために人数分のヘルメット・防災頭巾を準備しておくと安心です。
ヘルメットと言っても、素材によって色々な特性があります。例えば熱で溶ける素材だと火事の際に火傷の被害を深刻なものにしてしまう可能性があります。
防災用のヘルメットを選ぶ時には、以下の記事を参考にしてみてください。
また、ヘルメットに抵抗がある方は、クッション材の入った帽子が良いかもしれません。頭部の保護は無いよりはあったほうが良いですし、スポーツで頭を保護したい時にも使えます。
サバイバルシート(アルミ)
寒い時期に被災したとき、防寒対策ができていないと命取りになる可能性があります。
昼は温かい時期でも、夜は冷え込みます。防寒対策ができていないと体調を崩すどころから真冬だと命を落とす可能性があります。そんな時のために、サバイバルシートがあると体温保持に役立ちます。収納サイズも小さく、値段も高くないため、必ず準備しておきましょう。
カイロ
体温の低下を防ぐためにカイロを持っていると役立ちます。熱源があると無いとではだいぶ違います。
革手袋・軍手
軍手が無いと、できないことがあってもどかしい思いをしたり、不便な思いをします。
意外と重要な備えです。
- 避難時に、ガラスの破片や瓦礫などに触れる事がある
- 被災直後に家族や近所の方を救助するために瓦礫をかき分ける場面に遭遇するかも
- 一時帰宅の時に散らかった家を片付けるときに役立つ
手に怪我を負うと最低限の日常生活に支障がでてしまいますので、怪我の予防のために軍手以外の手袋も準備しておくと良いです。耐熱・防刃に優れたグローブがあると便利です。
雨具
雨に濡れると急速に体温を奪われます。体調を崩さないために雨具の準備をしておきましょう。避難時に両手が使えるように傘ではなくカッパを準備することをオススメします。カッパであれば防寒着として使うこともできます。
ロープ(10m)
救助ロープとして、避難ハシゴの代用として使えます。体重を支えられる太さ(12mm以上)のものを準備します。
携帯ラジオ
被災時の情報収集にラジオは必須です。地震の二次災害として、火災(火災旋風)、津波、川の氾濫などの可能性があります。これらの情報を入手して最善の避難経路を選ぶためにラジオが役立ちます。
スマホで情報収集することもできますが、電池の消耗を考えるとラジオが最適です。手動で発電できるダイナモ式のものや、ソーラー充電できるものだと電池切れを心配しなくて良いです。
オススメの防災用ラジオはこちら
ライト
夜間に被災した場合、安全に避難するためにライトが必要になります。
停電により街灯は真っ暗、建物の倒壊によりガラス片が道路に散らばっている可能性があります。安全に避難するために必須の備えになります。ラジオと同様に手動発電できるものが安心です。また、両手が空くヘッドライトがあると便利です。
防災用のライトはコチラの記事でご紹介しています。
電池
携帯ラジオ・ライトの電池を準備しておきます。最低でも1~2日分の予備を準備しておきましょう。
飲料水
人間は、水がないと1週間も生きていられません。食料よりも優先度が高いものです。
水は、1人1日3リットルが目安とされています。歩いて避難することを考えると水分補給は必須です。とはいえ、1人3リットルの水を持ち歩くのは現実的ではありません。
安全確保のための「1次持ち出し品」という観点からすると、1日間は自宅に帰れずに避難することになる可能性が高いです。そのため、500mlの飲料水を1~2数本入れておくと良いと思います。
高層住宅に住んでいる人は、水の備えを多めにしておく必要があります。断水でエレベーターが止まったら大問題。重い水を運び上げるのは至難の業です。
防災用に備えるなら、長期間保存できる保存水が便利です。手間とコストを考えると理にかなっています。
非常食
被災直後は、食べ物の調達ができなくなります。一時避難場所で安全確保ができるまでの間、目安としては3日分の非常食を持ち出し袋に入れておくと良いです。
衛生の観点から必要になるもの
避難時に、怪我をしたり、病気を防ぐために衛生面に気を使う必要があります。防災リュックに入れておきましょう。
簡易トイレ・トイレットペーパー
食べ物は数日我慢することができるかもしれませんが、トイレは我慢することができません。
被災時には、ライフラインが機能せずに、水洗トイレは使えなくなる可能性が高いです。被災時に一番困ると言われています。災害時に水が使えなくても用を足せる簡易トイレを準備しておくと便利です。
トイレットペーパーはテイッシュとしても使えるので日頃から多めにストックしておくと良いです。
生理用品
女性の場合は、簡易トイレと同様に生理用品も準備しておきましょう。
医薬品
被災時や、避難時に怪我を負うことが考えられます。感染症を防ぐために、応急処置をするための医薬品のセットが必要です。
三角巾、包帯、ガーゼ、脱脂綿、ばんそうこう、はさみ、ピンセット・毛抜き(とげ抜きとして使える)、消毒薬
タオル
怪我の手当てや下着の代用としても使えます。汎用性が高いので、様々なシーンで役立ちます。
安全ピン
タオルを下着として使う時に留めることができます。包帯を留めたりすることもできたりします。
マスク
病気をもらわないように、うつさないようにするために必要です。防寒効果もあります。
持病薬・常備薬
持病をお持ちの方は薬が必要。処方箋のコピーを入れておく。可能であれば処方されている薬が分かるメモがあると便利です。そこまで準備できない時には、処方されていた薬が分かるように、薬のパッケージを捨てないようにすると良いです。
下着
1セットあれば、洗濯して使いまわすことができます。
ウェットティッシュ
体を拭いたり、口腔ケアをしたりするために便利です。口腔ケア専用や、体拭き専用の商品が準備できると理想ですが、荷物がかさ張ります。全てを揃えておくのが難しい場合は、ウェットティッシュで代用したり、布を濡らして代用したりすることを考えると良いと思います。
我が家はウェットティッシュで口腔ケアから体拭きまで代用する予定です☆ 命に別状はないでしょう♪
避難時にあると便利なもの
避難する時に必要となるものです。
防災マップ・マニュアル
どこに避難すれば良いのかが分からないと、路頭に迷います避難所などの情報が記載されている地図を準備しましょう。
あわせて、被災時に役立つマニュアル本があると便利です。
コンパス
長距離の避難を強いられた場合に、方向を見失わないために必要です。
汎用品
万能ナイフ
ハサミ、缶切り、ナイフの役割を持つものが必要です。
ポリ袋(10枚ほど)・ゴミ袋
簡易トイレとして使えたり、汚れ物を入れたり、荷物をまとめたりできます。汎用性が高いため便利です。
レジャーシート
避難時に休憩したり、避難先に居る時に、座ることができます。
ライター
暖房器具の点火や、暖を取る時に、焚き火に着火する時に役立ちます。
マッチなどではなく、ライターが一番役立ちます。使用時の注意点などはこちらの記事にまとめました。
布ガムテープ
物を固定したり、伝言メモとして使ったりできます。
情報
身分証や、金品に関する情報が必要となる可能性があります。
身分証明書のコピー
保険証、免許証、パスポートのコピーがあると、身分を証明できます。
銀行通帳(口座番号)のコピー
口座番号がわかる箇所をコピーしたり、メモしたりしておきましょう。
災害時に通帳や印鑑を失うことがあります。大規模災害時には政府と金融機関によって特別措置が取られます。被災時には口座番号の申し出と、本人確認資料、罹災証明書(りさい)・被災証明書の提示が求められます。そのため、身分証明書とあわせて通帳のコピーを入れておくと役立ちます。
緊急連絡先一覧
災害時には、携帯電話が水没して使えなくなる可能性があります。被災時に親族の方々に連絡が取れるように緊急連絡先を書いて保存しておくと役立ちます。
プライバシー確保のために簡単な暗号化しておくと良いと思います。
筆記用具
メモ帳とペンがあると、避難先の情報などを自宅に残すことができます。太い油性マジックがあると、紙がなくても様々な場所に文字を書き残すことができるので便利です。
現金
公衆電話から電話をかけるために、10円玉や100円玉を入れておきます。お店が開いた時に必要なものが買えるので、現金を持っておくと役に立ちます。
テレホンカード
公衆電話から電話をかけるために入れておきましょう。タンスに眠らせていたらもったいないです♪
安眠グッズ
避難所では快適に過ごすために準備しておきたいグッズです。必須ではありませんが、かさ張るものではないため準備しておくと良いです。
- 耳栓
- 安眠マスク
- 携帯枕
家族や近所の方の命を救うために必要なもの
持ち出し袋に入れておく必要はありませんが、家族や近所の方の命を救うために準備しておくと便利なものがあります。
被災時には、家族や近所の方を救助する場面に遭遇するかもしれません。阪神淡路大震災の時には、ご近所同士の助け合いで命を救われた方がたくさんいました。
家が倒壊しても使えるように、できれば屋外の倉庫に、難しい場合は玄関先などに置いておくといです。ただし、侵入者の武器にならないように防犯上の工夫が必要です。
- ロープ
- シャベル
- バール
- ノコギリ
- ハンマー等の工具
ロープは、避難時に瓦礫をかき分けたり、避難先で物干しとして使えます。
バールは、脱出・救出の際に役立つ可能性があります。集合住宅は脱出口が少なく、さらに鉄扉の場合には一度ドアが歪むと開かなくなることがあります。そのため、45cmほどの平バールがあると良いです。
2次の備え ~7日間 自給自足するための備蓄~
2次持ち出し品は、被災後に安全確保ができた後に役立つものです。救援物資が届くまでの間、自宅や避難所で過ごす時に使います。
余震などが収まり、一時避難場所から自宅に帰ってきた時に持ち出すことを想定します。
救援物資が届くまでの期間は7日間と言われています。7日間を自給自足で生活するための準備が必要です。
※自宅の倒壊を想定し、野外の倉庫や、堅牢な場所に保管しておけるとベスト。
自宅が全壊した場合には、そもそも備蓄していても取り出せないため、近所の人と助け合ったり、救援物資に頼る想定です。
被災時に最低限の生活をするために必要なもの
避難生活で、健康な生活をするために必要なものです。
飲料水
飲料水は、1人1日3リットルが必要だと言われています。
7日分を準備できると理想的ですが、必要な量を計算すると…。
人数 | 消費量/日 | 日数 | 2Lペットボトル |
---|---|---|---|
4人 | 3L | 7日 | 42本 |
4人 | 3L | 3日 | 18本 |
4人 | 2L | 3日 | 12本 |
普段飲む飲料水を、可能な限りストックしておくと考えておいたり、保存水を上手く活用すると良いです。最近は、15年保存できる商品も安く手に入るようになりました。
非常食
長期保存ができて、火を通さなくても食べられる食品が良いです。
レトルト食品、インスタント食品、クラッカー、缶詰など。
7日分の備えを備蓄しましょう。
非常食のおすすめ商品はこちらの記事でまとめています。
ドライシャンプー
水がなくても頭を清潔に保てるので便利です。
簡易トイレ
庭先に穴を掘って埋められない場合は必須。ビニール袋と新聞紙などで対応することもできます。
災害時に困ったという声が多かったのもトイレ事情。食料に次いで備えておくべきものです。生理現象は我慢できないため、簡易トイレを必要数準備しておくと良いです。
日常品のストックを多めにして対応するもの
災害時に役立つものは、日常品のストックを多めに持つことで対応できます。1週間分のストックがされているように注意しておくと良いです。
ラップ
食器にかぶせて使うと洗い物で水を使わなくなる。止血帯としても使える。
アルミホイル
食器代わりや、調理をする時にフライパンを汚さないようにすることができます。洗い物が減るので断水時に役立ちます。
電池・バッテリー
ラジオ、ライト用の電池を7日分準備します。スマホ充電用のバッテリーがあると便利です。
段ボール
防寒に役立ちます。
新聞紙
汚れ物を拭いたり、簡易トイレとして使ったり、揉んでトイレットペーパーとして使ったりできます。
ローソク
電池の消耗が激しいライトと比べて、最低限の明かりを灯すために役立ちます。
給水袋・ポリタンク
水を溜めておくために必要。
テイッシュ
鼻紙、汚れ取りなどに使えます。
トイレットペーパー
ティッシュの代替品として使えます。
キッチンペーパー
テッシュより丈夫なので、あると便利です。
生理用品
女性の場合は必要です。
蚊取り線香
夏場の避難生活が屋外になった時に便利です。
日常品を流用するもの
これらの物で、持っていない物があれば防災のために準備しておくことをオススメします。
毛布
電気・ガスが泊まっていても暖が取れます。普段の生活で暖房器具や電気毛布に頼っている場合に注意。
カセットコンロ・ガスボンベ
食材を温めるために必要です。
石油ストーブ
電気・ガスが止まった時にも暖を取ることができます。
スリッパ
避難所で上履きとして使える。自宅でも防寒対策として使えます。
台車・キャリア
重い荷物を運ぶ時に便利です。給水所まで水を汲みに行く時に便利です。
運動靴
歩きやすい運動靴があると疲れにくくなります。普段運動しない方や、ヒールしか履かない女性は防災用に持っておくと良いです。
持ち出し忘れがないように、リストアップしておくもの
自宅から離れて避難所生活をする場合は、貴重品や身分証明書を持ち出す必要があります。持ち出し忘れがないようにリストアップしたメモを準備しておくと良いです。
- 現金
- 預貯金通帳
- 印鑑
- 権利書
- 各種カード
- 保険証、介護手帳
- 身分証明書
- 生命保険契約番号
- クレジットカード
- 母子健康手帳