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非常食を備蓄するときの考え方と、おすすめのセットや食品をご紹介

カンパン 備蓄
この記事は約14分で読めます。
おすすめの備え方
  1. 防災リックから選ぶ
  2. 防災グッズに必要なもので不足を補う
・食料や水の備蓄 → 備蓄
・家具の転倒対策 → 家具対策

防災グッズとして備えておくべき非常食。調べてみると「7日分の食料が必要」と言われています。

7日分も準備するのは難しい…。と思いますが、考え方を整理すると現実的になります。

今回は、非常食を備蓄するときの考え方と、オススメの非常食をご紹介します☆

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防災用に必要な非常食の量

まずは、防災用に必要な非常食の量と考え方の要点をご紹介

防災用に必要な非常食は 7日分

そして、1次の備えと、2次の備えに分けて考えると良いです。

1次の備えは持ち出し用。
持ち出し袋に「3日分の非常食」を備える
2次の備えは備蓄用。
自宅に「4日分の食料」を備える(非常食または、ローリングストック法)

7日分の非常食セットを買って、1次の備えと2次の備えに分散して保管するのも良いと思います。

それでは、詳細を順にご紹介していきます。

救援物資が届くまでの「7日分」の備えが必要

自宅や避難所で避難生活をする時には、食料が必要になります。避難所であっても物資が不足していると考えたほうが良いです。

非常食に必要な量

以前は、3日分の備えが必要と言われていましたが、現在では「7日分」の備えが必要だと言われています。

非常食は7日分備える

また、被災直後に全ての備蓄を持ち出すことは不可能なので、持ち出し用(1次の備え)と自宅に備蓄する用(2次の備え)に分けて考えると良いです。

 

参考 2011年の東日本大震災の教訓、その後の内閣府の「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ」の最終報告<2013年>を受けて、防災のための備蓄は「7日分」の備えが必要だと提言されました。

被災地域では、発災直後は特に行政からの支援の手が行き届かないことから、まず地域で自活するという備えが必要であり、食料や飲料水、乾電池、携帯電話の電池充電器、カセットコンロ、簡易トイレ等の家庭備蓄を 1週間分以上確保するなどの細かい具体的な対応を推進する必要がある。

引用:内閣府 南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ 南海トラフ巨大地震対策について

[1次の備え] 持ち出し用の食料は3日分

非常持ち出し袋や、防災リュックに入れておく非常食は「3日分」が目安。避難場所で安全が確認できたら在宅避難になるのが大多数です。避難場所で食べる食事を防災リュックに入れておきます。

持ち出し用の非常用リュック

目的
  • 一時集合場所や避難所で2次災害(余震・津波・火災)が起こらないことを確認する期間に備える
3日分の食料を備える理由
  • 2次災害が起こるかの確認にかかる期間は、1~2日、長くても3日と想定
  • 最初の避難時に持ち出せる量には限界がある。

長期の避難生活が必要になる場合は、自宅の備蓄品を持ち出したり、そもそも家屋倒壊で備蓄品が取り出せない可能性もあります。7日分の食料をを持ち出すのは現実的ではありませんし、沢山持ち出そうとして逃げ遅れる危険もあります。

商品選びのコツ
  • 保存期間の長いものを選ぶ
  • 防災リュックに入るようにかさばらないものを選ぶ

となると「非常食セット」が便利です。3日分の商品が多く販売されてます。

[1次の備え] 防災リュックに、3日分の非常食を備えておく

[2次の備え] 4日分の食料を備蓄 <ローリングストック法など>

在宅避難に備えて、自宅に生活に必要な備蓄をする必要があります。

ストック品

目的
  • 救援物資が届くまでの食料を確保する
4日分の食料を備える理由
  • 内閣府 南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループの検討結果を受けて、自宅に備蓄する食料は「7日分」が目安
  • 1次の備えとして、非常用持ち出し袋に3日分の食料があれば、2次の備えは、残り4日分を備蓄すればOK
ローリングストック法とは

4日分の食料の備蓄となると量も多くなります。しかし、普段食べている食べ物を多めにストックしておき、消費して補充する方法だと無駄がありません。普段から消費するストック品を増やして備蓄することを、ローリングストック法と言います。

例えば

  • カップラーメン
  • 乾燥スープ・味噌汁
  • レトルト食品(カレーなど)
  • 缶詰(おかず、果物)
  • 湯煎で食べられるご飯のレトルトパック

普段から、これらの商品を多めにストックしておくことで備蓄の役割を果たしてくれます。

商品選びのコツは
  • 普段食べる食料を備蓄品としてストックする (ローリングストック法)
  • もちろん非常食セットでもOK
[2次の備え] 自宅に4日分の食料を備える

通常の食材は、賞味期限のサイクルが短いのでローリングストック法が面倒な場合もあります。管理が面倒になるので、非常食を買ってしまうのも手です。

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おすすめの非常食 [1次の備え]

ここからは、おすすめの非常食をご紹介します。

非常用持ち出し袋に非常食を3日分、自宅の備蓄で4日分の食料を確保する必要があります。

非常食を選び出すと、色々な種類があって、どれを選べば良いか途方にくれてしまいがちです。まずはセット品を買ってしまうのが賢い方法だと思います。

非常食を備える時のポイント
まずは非常食セットを買って、不足分を個別に追加する

非常食セットは、いろいろな商品が混ざっていてバランスが良いです。人数分揃えてしまうのが一番お手軽で確実。セット品をベースにして、不足分を個別に追加して備えるというのもありだと思います。

美味しく食べられるものを選ぶ♪

備蓄品ですが、被災しなかった時には、賞味期限が切れる前に食べることができます。普段の食卓で食べても美味しいと思えるものを選んでおくと良いです。

ここからは、具体的に商品をピックアップしていきます。

非常食セット

非常食のセット品は3日分や7日分のセットが販売されています。保存期間は5年の商品が多いです。

7日分の非常食セット

MT-NETから、5年保存できて、7日分の食料がセットになった商品が販売されています。75品なので、1食あたり3.5品の内容。

献立も考えられていて、バランス良く食事ができるように工夫されています。

MT-NET 非常食 保存食セット 5年保存 【 7日分 全75品 】 加熱セット 献立表付き 〔防災グッズ〕

細々と買い集めるより、セット品を購入するのが、一番確実で便利です。食事の量や、栄養バランス、飽きないメニューの組み合わせを考えるのは大変です。

 

サイボウ社からは、別のセットが販売されています。こちらは、50品なので、1食あたり2.3品の計算です。

7日分の非常食セットを人数分備えれば安心

7日分のセットを人数分購入すれば、防災用に必要な量がそろいます。自宅のストック品の量を気にしなくて良くなりますし、賞味期限の管理も楽です。

  • 1次の備え(3日分)は非常用持ち出し袋
  • 2次の備え(4日分)は自宅で保管

これで備えは万全です。

3日分の非常食セット

3日分の非常食セットを購入し、残りの4日分はローリングストック法でまかなうという考え方でも良いと思います。

3日分のセットも、MT-NET社とサイボウ社の商品が売れ筋です。いろいろな商品が入っいて、商品のバランスが良いです。

MT-NET社の商品は、18品+エマージェンシーシートがセットになっています。1食あたり2品の計算。

サイボウ社の商品は19品+エマージェンシーシートがセットになっています。1食あたり2.1品。

アルファ米

アルファ米とは、お米を炊いた後に乾燥させて、長期保存できるようにしたお米です。お湯や水をかけるだけで、食べられるご飯になります。非常食として販売されていることが多いです。

アルファ米は、尾西食品の商品が売れ筋です。Amazonの売れ筋ランキング:インスタントごはんで1位と3位を独占しています。<2018/3/8時点>

12品で、12種類入っているため、それぞれ違う味を楽しめます。これなら飽きませんね♪ 4人家族で1日分(4人✕3食)の備えになります。

白米の商品は、味の濃い缶詰をおかずにする場合などに便利です。

カンパン・保存パン

カンパンは昔からある非常食ですが、最近の売れ筋は、ふっくらしておいしい保存パン♪ご飯だけだと飽きてしまうため、パン食も合わせて準備しておくと良いです。

京都祇園生まれボローニャのパンや、アキモトのパンが売れ筋です。

コストを優先するなら、昔ながらのカンパンが便利です。

Amazon売れ筋ランキング:備蓄用保存パンを覗いてみると、色々な商品があって面白いです♪

缶詰

缶詰は、おかずになる貴重な食料です。缶詰は肉・魚から、豆類、フルーツまで揃うので万能です。非常食セットは、ご飯、パンなどの炭水化物が多い場合があります。栄養バランスと、飽きない食べ物を準備するために、缶詰で補完すると良いです。

美味しさにこだわった商品や、色々な種類が入っているセット品だと飽きないです。

お菓子・栄養補助スナック (カロリーメイト・ソイジョイなど)

栄養補助スナックも食のバリエーションを増やすために便利です。

カロリーメイトは3年保存できる商品が販売されています。

ソイジョイは、賞味期限が10ヶ月程なので、1年ごとに入れ替えると良いです。

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ローリングストック法に便利な食品 [2次の備え]

備蓄も兼ねて、日々の生活に組み込むと良い食べ物をご紹介します。

非常食として特化して作られている商品ではありませんが、半年程度の賞味期限があるため、賞味期限が切れないように消費して、買い足すことで備蓄の役割を果たしてくれます。

ローリングストック法が面倒であれば、非常食セットを7日分買ってしまうのも手です。

パックご飯

パックご飯なら、カセットコンロを使って、湯煎で温めて食べることができます。非常時にはそのまま食べることもできます。

普段の生活でも、忙しい時に電子レンジで温めて食べたり、ひとり暮らしでご飯を炊くのが手間になる場合に便利です。少しご飯が足りない時に必要な量を手早く準備できるのは助かります。

Amazon売れ筋ランキング「ごはんパック」も参考にしてみてください。

レトルト食品 (カレーなど)

レトルト食品の代表格のカレー。カレーならレトルトでも美味しく食べることができます。最近は温めずに食べることが出来る商品も販売されているので備蓄品としては最適です。

カゴメからは、野菜の保存食セットが販売されています。野菜が摂取できるので女性には嬉しい内容です。

インスタント麺

お湯が確保できればおいしく食べることが出来るインスタント麺。寒い時期には暖かい麺類は体が温まるので嬉しい食材です。

Amazon売れ筋ランキング「麺類・パスタ」はこちら

 

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おいしい非常食は? ランキングを参考に探す

おいしい非常食をお探しの方は、防災に関する法人・協会のランキングが参考になります。

防災製品大賞2017

防災製品大賞2017の災害食・非常食部門の受賞商品

金賞
アレルゲン27品目不使用「ホワイトシチュー」<UAA食品5年保存美味しい防災食> 5食
美味しい防災食
銀賞
銅賞
Cube-7Years 7年保存3日分保存食セット 2セット
グリーンケミー

 

奨励賞

防災EXPO2016

防災EXPO2016で「日本災害食大賞 美味しさ部門」にランクインした商品。

1位
2位
3位

参考 日本災害食大賞とは

日本災害食大賞とは、美味しさ部門、機能性部門、新製品部門の各部門において最も優れた非常食・災害食に贈られるアワードです。業界を代表する専門家である審査員によって、各部門の優秀賞3製品を決定し、さらにその中からグランプリを決定いたします。

出典:日本災害食大賞とは – オフィス防災EXPO

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まとめ

非常食に関する「まとめ」

  • 防災用に必要な非常食は 7日分
  • 1次の備えは持ち出し用。
    持ち出し袋に「3日分の非常食セット」を備える
  • 2次の備えは備蓄用。
    自宅に、ローリングストック法で 4日分の食料を備える
  • 非常食セットを買って、不足分を追加するのが賢い備え方

4人家族の備蓄例

手間がかからないパターン
美味しそうなものを自分で選ぶパターン

個別に追加すると、手間が増えます。「賞味期限の管理」「入れ替えの手間」「必要な食材の計算」など…。 好きなものを選べるのは良いのですが、メリット・デメリットがあります。

さいごに
美味しいものを選んで、賞味期限が切れるタイミングで楽しく食べる

こう考えて、前向きに取り組んでみてください♪

 

参考 自宅の被害が大きく、せっかく備蓄した物が使えない可能性があります。防災グッズや非常食の保存場所を分散することも大事です。

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