防災グッズを揃える時に注意すべきことがあります。
先人の失敗談を参考にして、正しい備えをするようにしましょう。
銀色の非常持ち出し袋は役立つの?
よく見かける、銀色の非常持ち出し袋ですが、この形状にとらわれる必要はありません。
銀色の非常持ち出し袋のメリット
- 目立つので見つけやすい
- 難燃素材で燃えにくい
住宅密集地や木造家屋に囲まれている場所なら二次災害の火災に備えて燃え難いというのはメリットなります。
ただし、
- 鉄筋の燃えにくい住宅
- 住宅密集地ではない
- 火気(台所)ではなく玄関先に置く
ということであれば、難燃素材の力を発揮する場面が少ないかもしれません。
ということが言えます。
「銀色の非常持ち出し袋」のデメリットとして
- 容量が少ない
- 袋の中に仕切りがないので使いにくい
- 背負えないため持ち運びにくい
などの使い勝手の悪さもあります。
火に対する危険が少ない環境であれば、普通のリュックでも問題ありません。
防災セットの中身が使い物にならない
防災セットとして売られているものが、万人にとって必要なものが入っているとは限りません。また、中身を確認しないと
- 低価格に抑えるために、粗悪な品物が入っている
- 実用性の低いグッズばかりで構成されている
なんて場合があります。
ことが大事です。
たとえば、こんな品物ばかりだったら要注意です
- ローソクは、火気厳禁の避難所では使えない
- 質の悪いカンパン
- タオルなどが薄っぺらくて使い物にならない
- ロープが体重を支えられる質(最低でも12mm以上)ではない
携帯浄水器は都市部の河川では使えない?
防災グッズとして、水の確保のために浄水器が売っていたりします。
ただし、以下の注意点が必要です。
- 水に溶けた洗剤、化学物質は除去できない
- ストロー式の浄水器は、水を飲むための型状なので、濾過した水を様々な用途に使うことができない
- 河川の水や、お風呂の水を浄水したが、水道水の基準に満たない粗悪品もある
ということがあります。
そのため
と考えておいたほうが良さそうです。
サバイバルグッズは防災グッズとしては不便なことも
コンパクトでデザインも良く、携帯できるサバイバルグッズがありますが、防災グッズとしては使いにくいものも多いため注意が必要です。
- ファイヤースターター(火打ち石)より使い捨てライター
- ワイヤーソー(ワイヤー状のノコギリ)では瓦礫を切るのに時間がかかりすぎる
サバイバルグッズは、アイデア品も多くて持っているとカッコ良いのですが、被災時の防災グッズとしての利便性を考えて、最適な選択肢か確認すると良いと思います。
さいごに
防災グッズの失敗談についてご紹介しました。
必要な防災グッズは、それぞれのご家庭で違ってきます。そのため、各自で必要な物を見極める必要があります。
1. 防災リュックを選ぶ
2. 必要なものを個別に追加する
この順番が効率的です。ゼロから備えようとすると途中で疲れてしまいます。ある程度必要なものが含まれている「防災リュック」をベースにすると良いと思います。
防災リックのおすすめランキングや、防災グッズとして必要なものは、別記事でまとめています。少しでも参考になれば幸いです。