備蓄に便利な保存水。5年から10年以上も保存できる商品が販売されています。備蓄に必要な量やおすすめの保存水をご紹介します。
- 結論・まとめ (必要な量、おすすめ品)
- おすすめの保存水のご紹介
- 水の備蓄が必要な理由と、その量は?
- 保存水に関する知識
といった順でご紹介します。
まずは結論から
まずは結論をご紹介します。
- 必要な保存水の量
- おすすめ商品
必要な保存水の量
- 備蓄に必要な水は、1日、1人あたり3L
- 7日分の備えが必要
- 4人家族だとダンボール1箱で1日分
※ダンボール1箱は、2L×6本でも、500ml×24本でも合計容量は同じ
おすすめの商品
おすすめの商品は、カムイワッカ麗水の15年保存水!
まとめ買いで さらにお得な2リットル×12本のセット カムイワッカ麗水【15年保存水】もあります。
他の保存水が、5年~10年なのに対し、カムイワッカ麗水は15年保存できます。入れ替えの手間が省けるのは嬉しいポイントです。
後に比較表を掲載しましたが、他の保存水と比べて、容量、年数あたりの単価が一番安いです。
以前は、割高だったのですが、値段が下がりました。現時点では「カムイワッカ麗水の15年保存水」を必要数そろえるのが一番コストパフォーマンスが良いです。<2018/3/8 時点>
500mlの商品は、防災リュックに入れて持ち運びやすく、水筒代わりにもなります。1セットあると便利。コスパが良いのは、同じくカムイワッカの商品です。
ここまでが要点です。以降は、それぞれの詳細についてご紹介します。
おすすめの保存水ランキング(ジャンル別)
おすすめの保存水をご紹介します。
売れ筋、長期保存、コスパの面で、商品を選出しました。
※価格・ランキングは2019/2/3 時点の情報を元に作成
長期保存・コスパ No.1 カムイワッカ麗水 15年保存
15年の長期保存ができるカムイワッカ麗水。
長期保存、コストパフォーマンスの面で文句なしの商品です☆
他の保存水と比べても、価格メリットがある商品です。
少し前までは、他の保存水と比べると割高でしたが、値段が下がってコストメリットもあります。価格優先で選ぶ方はこれを選べばOKです。入れ替えの手間も省けます。
銘柄 | 保存 年数 |
容量 | 金額 | 金額/ 保存年数 |
---|---|---|---|---|
カムイワッカ | 15 | 2L×6 | \3,680 | \245.3 |
DSW | 12 | 2L×6 | \3,500 | \291.7 |
カムイワッカ | 10 | 2L×6 | \3,240 | \324.0 |
飲むおんせんVeil | 10 | 2L×6 | \3,880 | \388.0 |
ケイ・エフ・ジー | 7 | 2L×6 | \1,989 | \284.1 |
スーパーセーブ | 7 | 2L×6 | \1,880 | \268.6 |
イザメシ | 7 | 2L×6 | \4,156 | \593.7 |
備蓄水 | 5 | 2L×6 | \1,875 | \375.0 |
志布志 | 5 | 2L×6 | \1,716 | \343.2 |
ユアーハイマート | 5 | 2L×6 | \2,000 | \400.0 |
サーフビバレッジ | 5 | 2L×6 | \2,890 | \578.0 |
※2019/2/3のAmazonの価格を元に作成、送料・手数料込みで比較
信頼・売れ筋 No.1 志布志の自然水<霧島湧水>
志布志の自然水<霧島湧水>が、Amazon売れ筋ランキング(ミネラルウォーター)にランクインしている保存水で、一番売れています。<2019/2/3時点>
数あるミネラルウォーターのランキングの中に、47位でランクインしている保存水です。
他の保存水と比べて、公式HPで製造方法や、衛生管理、水質検査の結果などの情報開示が細かく行われているので、信頼できます。
保存水の一覧 (2L×6本)
販売されている保存水をご紹介します。
2L×6本(4人家族1日分)の商品をピックアップしているので、価格の比較に便利だと思います。
10年以上
賞味期限が10年以上ある商品をリストアップしました。長期保存できることから、5年保存できる商品と比べて価格が高めですが、入れ替えの手間やコストなどを考えると便利な商品です。
15年保存できるカムイワッカ麗水。入替えの手間を極力省きたい方にオススメです。
DSW プレミアム12年保存水は、防災EXPO2016 「日本災害食大賞」の機能性部門で1位を獲得した保存水。室戸岬沖水深374mの深層水。公的機関で試験検査を受け合格している水です。脱塩、フィター除菌、加熱殺菌しています。
北海道の羊蹄山麓から湧き出す自然水。無菌状態の湧き水を特殊な充填方法でボトル化している商品。 公的機関の水質分析で飲料水適合基準を満たしています。
温泉飲用許可取得した源泉100%。無加工、無添加で充填している商品。神奈川県西丹沢の中川温泉・信玄館の温泉を使用。
7年
保存期間が7年の商品をご紹介します。
株式会社アクアラインから販売されている保存水。地下水を空気に触れさせずに充填しています。公的機関の分析検査で菌の増殖は認められていません。
室戸岬沖合水深374メートルから取水した深層水。脱塩処理と加熱殺菌で7年保存を可能にしてあります。容器は耐熱ボトルなので水筒代わりに利用できます。軟水(硬度28mg/ℓ)なので、赤ちゃんのミルクや、薬を飲むのに向いています。
2015年にモンドセレクションを受賞している保存水です。
5年
賞味期限が5年以上の商品は沢山販売されています。
東日本大震災以降に商品化されたものは、検査の期間の都合上「5年保存」になるはずなので、5年保存の商品水が多いのだと推測します。検査は通っていませんが、実際は5年以上経過しても飲めるポテンシャルがあるのかもしれません。
送料込みで、2,000円以下の商品を安い順にピックアップしています <2019/2/3 時点>
持ち運びに便利な500ml
最後に、持ち運びに便利な500mlの商品をご紹介します。ダンボールあたりの水の量は2L×6本と変わりませんか、小分けにして防災リュックに入れておくのに便利なサイズです。
オススメは、10年保存水の「カムイワッカ麗水500ml」5年保存水と価格があまり違わないため、入れ替えのコストなどを考えるとお得です。
送料込みで、価格の安い順にピックアップ <2019/2/3時点>
防災用の水の備蓄について
被災した時には、水の備蓄が生きていくために重要になります。水の大切さについて調べてみました。
人間は水がないと3日~4日で死んでしまう
人間の体の50%~75%は水でできています。そのため水分は非常に大事です。水なしでどのぐらい生きられるかというと…
- 食料がなくても水があれば数週間~1ヶ月程度生きられる
- 一滴も水を飲まないと3日~4日で死んでしまう
水は生きていくために、大変重要です。
備蓄に必要な水の量は1日あたり3リットル
人間が1日に必要な水の量は、2~2.5リットルと言われています。そのため、備蓄する水の量は、1人1日あたり3リットルあれば安心です。
普段、何リットルも飲料を飲んでいないと思いますが、食べのものなどから水分を摂取しています。被災時に断水した場合は、備蓄した水を飲料水としたり、調理に使って体に取り込むことになります。
また、歯を磨いたり、傷口を洗ったり、体を拭いたりすることを考えると、多めに備蓄しておくのが理想的です。
東京都の帰宅困難者対策ポータルサイトでも、1人当たり1日3リットルという目安が提示されています。
7日分の備えが必要
備えが必要な期間はどのぐらいでしょうか。
東日本大震災の時には、救援物資が届くまでに「平均で5日間」という情報があります。被災の状況にもよりますが、被害が大きい場合には数日間は自力で生活することになります。
また、内閣府の「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ」の最終報告<2013年>によると「7日分」の備えが必要だと提言されています。
4人家族だと 段ボール1箱/1日
1人1日 3L、7日間の備えが必要だということが分かりました。4人家族が備蓄する水の量を計算してみると。
(2L×6本 または 500ml×24本)
- 家族4人 × 3L × 7日 = 84L
- 2Lペットボトルだと42本
- 2Lペットボトルが6本入った段ボール箱が7箱
段ボール7箱は分の備蓄をするとなると、結構なスペースが必要です。…ちょっと現実的ではない気がします。
実際の備蓄量をどうするか?
現実的な備蓄方法とその量を検討してみました。
我が家の結論としては「備蓄は4日分、復旧状況をみて水がある場所に避難する」としました。
想定したのは、
- 2日間は自宅避難(or 避難所)
- 3日目には被害状況が分かってくる
- 3日目に水が確保できない場合は、水が確保できる場所に避難する
- 3日目~4日目で2日間歩けば、水が確保できる場所に到達できる
と考えると、4日分の備蓄量が必要だと考えられます。4日であれば、段ボール4箱(2Lペットボトルが6本入)です。
少し現実的な数値になってきました。
(上記は我が家の例です。各ご家庭でご判断ください)
段ボール4箱なら、2箱は備蓄用の保存水を買って、もう2箱は普段使いのミネラルウォーターをローリングストックすることで、まかなえます。
現実味を帯びてきました。
備蓄用の水は保存水が便利
備蓄用の水は、賞味期限が長く、長期保存できる「保存水」という商品が便利です。
保存水とは?
一般的なミネラルウォーターはフィルターで不純物を取り除いたものが多いようですが、保存水は、さらに長期間保存できるような工夫がされています。
- 加熱による殺菌処理
- クリーンルームで作業
- 空気の混入による水質変質を防ぐ特殊な充填方法
- 外気に触れないように無菌状態でボトリング
このような工夫により、長期間飲める水にしています。(商品によって製法が違います)
また、長期保存のために容器に関しても工夫されている商品もあります。
- ペットボトルが厚くて丈夫
- ダンボール箱が頑丈に作られている
- ダンボールの持ち手の穴を無くし、虫や埃が入らないようにしている
製法は、商品によってまちまちなので、購入時に譲れないポイントがあれば、気をつけて確認すると良いです。
保存期限(賞味期限)はどう決まる?
賞味期限は、食品衛生法・JAS法で規定されていて、「メーカーが、科学的・合理的な根拠に基づいて決める」ことになっています。
逆に言うと、メーカーが「科学的・合理的な根拠に基づいている」と説明できれば、賞味期限が設定できることになります。
一般的に、根拠が提示できるように、色々な試験を実施して賞味期限を決めているようです。
・微生物試験 … 菌の繁殖状況
・理化学試験 … 濁りや粘り、色や酸化など
・官能試験等 … 食感や味、臭い
ただし、公平な第三者機関が賞味期限を設定しているわけではないので、信頼できるメーカーかが問われます。
※ちなみに「賞味期限」の設定方法は、保存水に限らず、食品全般に言えることです。
参考 賞味期限に関する情報
飲用の備蓄水として最適
防災用に備蓄した水は、普段の生活では忘れがち。
賞味期限の短いペットボトルなどを備蓄水として確保した場合、いざという時に、賞味期限が過ぎていて飲めない水になってしまうことが考えられます。そのリスクを低減するため、長期間保存できる保存水が備蓄に向いています。
入れ替えを忘れることや、入れ替えの手間とコストを考えると便利な商品です。
500mlと2Lのペットボトルの使い分け方
保存水は、500mlと2Lのペットボトルで販売されています。
以下のように、使い分けをすると便利です。
- 500mlは、防災リュックに入れて持ち出し用
- 2Lは、自宅に置いて備蓄用
どちらも12L単位で販売されています。2L×6本、500ml×24本
単価は、2Lの商品の方がお得です。ボトル数(工程の手間、ボトル素材)が少ないからでしょうか。
詳細は、保存水の500mlと2Lは、違いと特長で使い分けるという記事でまとめています。
保存水の保管方法
保存水を保管する場所に注意をしなければなりません。
保管する時のポイントは
- 常温でOK、冷暗所で保管する
- 保管場所を分散する
- 香り・匂いの強いものを近づけない
というのがポイントです。
保存水のボトルには、「高温・直射日光を避ける」「香り、匂いの強いものと一緒に置かない」と注意書きがされているのが一般的です。
高温・直射日光を避ける
保存水の賞味期限が決まる要素として「ペットボトルの耐久性」が含まれています。特に、おいしく口にすることができる「賞味期限」の観点から、外部から匂いが移るということが考慮されています。
そのため、ペットボトルを劣化させる要因となる、直射日光による温度変化や、凍って中身が膨張するといった場所での保管は避けるべきです。
香りの強いものと一緒に置かない
保管する時に、トイレなどの芳香剤が香る場所に置いておくと、その香りが水に移っておいしく飲めない水になりやすいです。
ペットボトルは、水は通しませんが、わずかに空気を通します。
香りが強い場所に置くのは避けましょう。
リスク分散のために保管場所を分ける
震災時に役立つ保存水。
せっかく備蓄したのに、非常時に利用できないと困ります。
家屋の倒壊や、家具が倒れて家の中に入れないということも考えられます。
そのため、保管場所を分散して置くと良いです。
- 備蓄する部屋を分散
- 屋外の倉庫に配置
- 入口から近い玄関に置く
参考 防災グッズの分散保管に関しては別記事でもご紹介しています
賞味期限が切れても使い道がある
賞味期限が過ぎた保存水はどのように活用すればよいでしょうか。
飲用ではなく生活用の水として使える
備蓄した水が賞味期限切れになった場合にも、使い道があります。
- そのまま備蓄しておき、生活用水として活用する
手洗い、体拭き、トイレ、洗濯、掃除など
スペースに余裕がある場合は、期限が過ぎたからといって、すぐに捨てずに、生活用水用にストックしておくのが良いです。
スペースが無い場合は、お風呂、植木の水やり、打ち水などの水として使うと有効活用できます。
煮沸して飲む
以下は自己責任になりますが、最悪、飲み水が一切確保できなくなったら…
- 煮沸消毒して飲む
- 浄水器を使って飲む
ということも、できます。(水がなくて死んでしまうぐらいなら…)
煮沸する時間の目安は、1分~10分程度。
厚生労働省から、水道水は最低1分間煮沸、千葉大学からは、海外の水は10分間煮沸するよう案内されています。
そう考えると、賞味期限切れを過ぎて飲み忘れてしまっても、有効に活用できそうです。
理論的には腐らない?
保存水には賞味期限があり、それをもとに5年保存水や10年保存水などが発売されています。
しかし、水に関して調べてみると、賞味期限が過ぎから飲んでも衛生面は問題ないようです。
賞味期限を、数日過ぎてしまったからといって、急に飲めなくなることはありません。
ペットボトルは僅かに「気体透過性」があり、外気から臭いを吸収してしまう、中の水が蒸発して減ってしまうという問題があります。
そのため、「水」自体は飲んでも衛生面の観点では問題ないが、味が落ちるため、賞味期限が設定してある。ということのようです。
参考 開封して空気に触れたら数日で腐ります。空気中の雑菌が入り込んで繁殖するので、数日で飲みきるようにしましょう☆
さいごに
保存水の選び方と商品をご紹介してきました。
- 保存水の必要性
- 人間は水がないと3日~4日で死んでしまう
- 必要な量
- 備蓄に必要な水の量は1日あたり3リットル
- 備えは7日分必要
- 4人家族だと 段ボール1箱(2L×6本)/1日
まとめ買いで、さらにお得な2リットル×12本のセット カムイワッカ麗水【15年保存水】
500mlの商品は、防災リュックに入れて持ち運びやすく、水筒代わりにもなります。1セットあると便利です。